まず最初に推したい表紙は『メタルギア』の小説。
この表紙には過去作のキーキャラクターが散らばって知る人にはわかるネタがあって自分は全シリーズをプレイ済なので本を手にとってまじまじと見入ってしまった。
ポスターにもなっているこの表紙には『散る』とキャッチコピーが書いてあった。
シリーズをプレイしている人はワクワクするのは当然だろう、しかし
これが知らない人から見たら「何かが跳びっている」と思うだけだろう。
一見シンプルな表紙でタイトルも横に並べてあるだけそれだけなのに
『知名度』で表紙の凄みを感じる。
この話は主人公のこれまでの物語を完結させる内容なので簡単には説明は難しい。
主人公は普通の人間ではなく政府に(愛国者たち)によって生み出された伝説の傭兵のクローン(悪魔の子供達計画)によって生み出された生物で通常の人間よりも早く老いることを前提に置かれた生物兵器であるため実年齢より大幅に歳を重ねている。
この表紙を見るとだいぶ歳をとっている様子でシワが浮き彫りになっている。
実際に本編でも腰を痛めている描写があり、湿布を貼っていた。
この飛び散っているものはどれも切り絵のような黒いシルエットだが、キャラクターがなんのキャラクターがどうかが判断できる。今までの主人公が関わってきた者のシルエットが主人公から生まれてきていて、逆に今までの過ちが再び繰り返される、物語の振り返りをしているような不思議な表紙である。それかただ単に政府の呪縛から『解放された』描写なのか。
この著者はこのゲームの『ただのファン』であり、SF小説で名を出していた『伊藤計劃』氏であるため書籍界隈でも衝撃が走ったはずだ。
その『伊藤計劃』氏が出している小説にも味がある。
いや、逆に味がない。
表紙は帯にでかでかとコメントが載っているだけ。
これは文庫化されているが
書籍の元の表紙はキャラクターが写っていているが自分はこっちの方が好き。
ゼロ年代最高のフィックションと言われていて最高賞をとったSF小説である。
最大の魅力はタイトルである。『虐殺器官』恐ろしい名前と『ハーモニー』と内容が想像もつかないタイトル白と黒だ。
だが、それが逆に目を引き読んでみたいと思うきっかけにつながると思う。
自分も引っ掛かったのだから。1ページから引き込まれたぐらいだ。
帯を書いている偉人も多く名のある方ばかりで、ネットで確認してもどこも薦めている。
帯裏にも何も書いておらず、非常にシンプルである。
真ん中は作者自身の映画評論家みたいなことをネットでブログを書いていて自身で考えた内容を小説で短編集にした作品である。
もう一つ引っかかった理由は先ほどの『メタルギア』を書いた作者だからだ。
書き語りについてはデザインとは離れてしまうが、引き込まれる『誰しも共感してしまうような描写』をリアルに生々しくフィックションで本当にあるのか、と考えてしまう。
『地獄は自分の頭の中にあります』とか、う〜ん、痺れる。
ちなみにアニメ映画化もしているが小説版を先に読むことをおすすめする。
だが、偉大なる長編二冊をこの世に生み出し、若くしてこの世を去ってしまった著者は自分にとって小説を書くきっかけと影響を受けた一番の作品である。
今まで紹介したものとは打って変わって作者が外国の方である。
自分はアクション映画が大好きでよく見るが、小説で読んでいてまるで映画を見ているような感覚になれるこの作品を強くおしたい。
文庫コーナーにたくさん類似物があるがこれはキャラクターが目立ち他のものとは差別化できる現在の冒険アクション小説である。
全ての作品に『暗殺者』とついていて大体の内容がわかりやすく、1ページを読んでみたくなる先入観を出しているのかもしれない。
有名冒険アクション小説家の『トム・クランシー』氏と共に小説を制作していたので
知名度は高く、その表紙も物語の背景をとったものになっていて
「次の舞台は本土アメリカかぁ」と想像ができるものとなっている。
主人公の愛銃は『グロック19』でよく表紙に出てくるので自分も好きになった。
邦題と原題は違うものになっていてその表記のセンスがとても
『男の子には』とても響く最高のタイトルになっていてよく課題にも真似をして出していた。
原題も渋く英語だからこその表現の仕方をしていてタイトルを見るだけでワクワクするのが伝わる。
もちろん内容も人間味があって好き、主人公が弱音を吐いたり麻薬中毒になったり泣いたり危機的状態から並外れたリアルな切り抜け方をして声を出してしまったりと。。。
側から見たら超人的な人間だがそれを超えてくる物が多いため一般人にされたりとユーモアたっぷりな作品で語り尽くしたい気持ちが山々だがこれで終わり。
最後にこれは書籍でも漫画でもないが、表紙が好きだったので上げてみた。
『rocksstargames』が制作した有名ゲーム『RED DEAD REDEMPTION』の
サウンドトラックジャケットである。※一部編集
このゲームを一度プレイしたことがある方なら男心揺さぶられすぎて涙を流すこと間違い無いだろう。
自分は女性が可愛い漫画や小説は好きだがそこまでみないし、最近のゲームはオンライン重視でストーリーを味わう人が少ないが、
その中でずば抜けてワイルドで真っ直ぐなこのジャケットはシンプルにただすんでいるだけなのにこの威圧感と迫力、特徴的なタッチ。
このゲームの舞台は西部劇の時代なのだが、古臭く感じない。
現代に負けない存在感を醸し出している。
赤をベースに魅せるこの作品は他にもあるが自分はこの表紙がたまらなく好きで
絵のタッチを真似したりと強い影響を受けた作品だ。
キャラクターに感情移入してしまうことがある自分にとってこのゲームは何度も
声を出して心揺さぶれた。
でも、自分の周りには『映画館はポップコーンを食べに行くところ』な人だらけで
内容を考察する人はいなかった。
一人でも自分の紹介した書籍に共感してくれる人がいれば・・・
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